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2006年 01月 27日
1週間あまりカリブ海に行ってきました。実は結婚6年にして初めての、家族親戚、プロセスワークに関係ない長めのバケーションでした。遠出をしなかったのは、いろんな意味で余裕がなかったというのもありますが、私が仕事で長期に出かけることが多く、休みは家にいたかったというのが一番大きな理由です。でもある日、夫が「僕はどこもでかけていないな」とポツリと言ったのを聞いて、今度の休みは私のマイレッジも溜まっているし、夫の好きなところへ行こうと決めたのでした。
そして夫が選んだ場所は、セント・ユースタシア島というカリブ海に浮かぶ小さな島でした。カリブ海というと豪華なクルーズ船をはじめとして華やかな印象があったのですが、人ごみが嫌いな夫が「観光地化されていない」ということを基準に選んだだけあって、まあ、本当に何もない素朴なところでした。メイン・ストリートは2分も歩いたら終わってしまいます。マクドナルドやスターバックスなどのフランチャイズ店はもちろん、映画館もないそうです。島の人たちは素朴で温かく、車とすれ違うとほとんどのドライバーが、観光客である私たちにも手を挙げて挨拶をしてくれます。犯罪はほとんど起こらないそうで、盗難の心配もないのでホテルでも鍵は渡されませんでした。 ホテルからダウンタウン(2分で終わるメインストリート)まで徒歩で15分くらいなのですが、暑い日差しのなかを放牧されている(か野生)の牛やヤギを横目に、鶏の声を聞きながらてくてく歩いていると、子供の頃夏休みで田舎に帰ったときのような懐かしい気分になってきました。学校から帰ってくるところらしい中学生くらいの男の子二人が向こうからやってきます。二人は目配せして、私たちとすれ違うときに、"Good afternoon!"とちょっと恥ずかしそうに挨拶をしてくれました。多分習った英語を練習しようと思ったのでしょう。あまりに何もなく、到着したばかりは「この先、1週間も何しよう?」と心配していたのですが、「あ、この島好きだなあ。」と思った瞬間でした。 *ホームページのアドレスが変わりました。 www.ayakofujisaki.com
by dreaminglife
| 2006-01-27 16:31
| エッセイ
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